広告

手札誘発と対策カード

2022年7月25日

手札誘発のカードとその対策に使えるカードをまとめてみました。

灰流うらら

チューナー・効果モンスター

星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、 このカードを手札から捨てて発動できる。 その効果を無効にする。

●デッキからカードを手札に加える効果

●デッキからモンスターを特殊召喚する効果

●デッキからカードを墓地へ送る効果

増殖するGと並んでかなりよく見る手札誘発で、増殖するG対策にもなります。デッキを利用する効果に干渉するので、相手が特殊なデッキではない限りは、確実に刺さる場面があります。 効果を無効にして破壊するのではなく、無効にするだけなので無効にする対象がノーコストで効果を使える場合は、こちらが一枚分損してしまいます。 何でも防げるように見えますが、デッキからカードを直接発動する効果や除外する効果は防げなかったり、無効にできない効果もあります。

増殖するG

効果モンスター

星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。

(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。 このターン、以下の効果を適用する。

●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、 自分はデッキから1枚ドローしなければならない。 特殊召喚に反応してドローし、相手の特殊召喚を牽制することができます。

特殊召喚に成功した時に反応する効果なので、特殊召喚されたモンスターの数は関係なく、相手が複数のモンスターを出してもドローできるのは一枚だけです。 相手に使われた時は、そのターンで確実に勝負を決めに行く時以外は、自分の場合は特殊召喚を1~2回までに抑えることが多いです。 使いどころの多い効果ですが、@イグニスターなど展開力のあるデッキに使った場合は、逆にこちらのデッキが削り切られることもあります。

屋敷わらし

チューナー・効果モンスター

星3/地属性/アンデット族/攻 0/守1800

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、 このカードを手札から捨てて発動できる。 その発動を無効にする。

●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果

●墓地からモンスターを特殊召喚する効果

●墓地からカードを除外する効果

墓地を利用するデッキは多いので、灰流うららや増殖するGほどではありませんが誘発系の中では見ることが多いです。 効果が発動した順番によりますが、墓穴の指名者を防ぐことができます。 無効にしたカードは墓地に残るので相手に利用される可能性はあります。

儚無みずき

チューナー・効果モンスター

星3/水属性/アンデット族/攻 0/守1800

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。

(1):このカードを手札から捨てて発動できる。 このターン、以下の効果を適用する。

●相手がメインフェイズ及びバトルフェイズに効果モンスターの特殊召喚に成功する度に、 自分はそのモンスターの攻撃力分だけLPを回復する。 この効果で自分のLPが回復しなかった場合、エンドフェイズに自分のLPは半分になる。

相手が効果モンスターを特殊召喚する度にライフの回復ができますが、相手の展開自体は防げないので汎用性は他の手札誘発より少し劣ります。 ライフの回復がメリットになるデッキならば、他の手札誘発より採用する優先度が高いです。 回復効果が発動するのは効果モンスターのみで、通常モンスターには使えないという欠点があります。

浮幽さくら

チューナー・効果モンスター

星3/闇属性/アンデット族/攻 0/守1800

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、 このカードを手札から捨てて発動できる。 自分のEXデッキのカード1枚を選んでお互いに確認する。 その後、相手のEXデッキを確認し、 選んだカードの同名カードがある場合、その相手の同名カードを全て除外する。 この効果は相手ターンでも発動できる。

EXデッキへの対策要素が強いので、あまりメインデッキには入れない手札誘発です。 滅多にないケースですが、ミラーマッチならばEXデッキに落ちた相手のペンデュラムモンスターも除外できます。

幽鬼うさぎ

チューナー・効果モンスター

星3/光属性/サイキック族/攻 0/守1800

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドのモンスターの効果が発動した時、 またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、 手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。 フィールドのそのカードを破壊する。

エフェクト・ヴェーラーと似ている点がありますが、こちらはモンスターの除去ができます。効果自体は無効にしていないため、一部のカードには効果が薄い時があります。 誘発系のカードでは珍しくフィールドからでも効果を発動できます。 種族と属性が恵まれており、緊急テレポートとセットで使われることも多々あります。

朔夜しぐれ

チューナー・効果モンスター

星3/風属性/アンデット族/攻 0/守1800

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):相手がモンスターを表側表示で特殊召喚した場合、 このカードを手札から捨て、その表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの効果はターン終了時まで無効化され、 このターン中に対象の表側表示モンスターがフィールドから離れた場合、 そのコントローラーは対象のモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。

相手がモンスターを特殊召喚した時に限られますが、効果の無効化と対象のモンスターがフィールドから離れた時に発動するバーン効果があります。 確実にダメージを与えるために除去する手段を用意する必要がありますが、攻撃力の高いモンスターを発動ターンに除去できれば大ダメージを与えることができます。

原始生命態ニビル

効果モンスター

星11/光属性/岩石族/攻3000/守 600

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズに発動できる。 自分・相手フィールドの表側表示モンスターを可能な限りリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。 その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。 このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。 この効果は相手ターンでも発動できる。

ニビルを警戒している相手だと5体目にニビルの効果を防ぐモンスターを出したり、4体までで展開を止められることがあるので過信はできませんが、通れば非常に強力です。 相手の盤面次第では、トークンの攻守が凄い数値になることがあるので、召喚されたトークンを処理する手段も別に用意しておく必要があります。 壊獣やラヴァゴーレムとは違い、リリースはコストではなく効果なので無効にされることがあります。

幻創龍ファンタズメイ

効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守1800

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):相手がリンクモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。 その後、自分は相手フィールドのリンクモンスターの数+1枚をデッキからドローし、 相手フィールドのリンクモンスターの数だけ自分の手札を選んでデッキに戻す。

(2):自分フィールドのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、 手札を1枚捨てて発動できる。 その発動を無効にし破壊する。

リンクモンスター限定ですが、ドロー加速ができる手札誘発です。 手札誘発のモンスターの中では攻撃力が高く、2番目の効果で対象を取る効果には強いです。 リンク召喚を使用しないデッキには全く刺さらないのと展開自体を止められないところが欠点です。

ノーマテリア

効果モンスター

星1/地属性/天使族/攻 0/守1000

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドにカードが存在せず、相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、 このカードを手札から捨て、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 このターン、そのモンスターはリリースできず、融合・S・X・リンク召喚の素材にもできない。

デメリットのせいで使える場面が限られますが、相手の展開を大きく制限することができます。 自分フィールドにカードが存在しない時にしか使えないので、相手の先行以外では使いにくいところがあります。

PSYフレームギア・γ

特殊召喚・チューナー・効果モンスター

星2/光属性/サイキック族/攻1000/守 0

このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。 (1):自分フィールドにモンスターが存在せず、 相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。 手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の 「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、 その発動を無効にし破壊する。 この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。

PSYフレーム・ドライバーと一緒に出張セットになることが多い手札誘発です。 エフェクト・ヴェーラーと違うところは、フィールド以外で発動する効果にも対応し、効果を無効にしてから除去するところです。採用率の高い灰流うららの対策にもなります。 他の手札誘発とは違い、墓地に落ちないので墓穴の指名者が効かないところも便利です。

アーティファクト-ロンギヌス

効果モンスター

星5/光属性/天使族/攻1700/守2300

(1):このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。

(2):魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが 相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。 このカードを特殊召喚する。

(3):相手ターンに、手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。 このターン、お互いにカードを除外できない。

除外メインのデッキの対策になる手札誘発です。 発動条件が墓地に送ることではなくリリースなので手札誘発の中では珍しく、マクロコスモス等が張られている状態でも効果を使用できます。

ディメンション・アトラクター

効果モンスター

星6/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2200

(1):自分の墓地にカードが存在しない場合、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。 次のターンの終了時まで、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。 この効果は相手ターンでも発動できる。

先行以外では厳しい条件ですが、次の自分のターンが終了するまで墓地利用を封じることができます。 自分も一時的に墓地利用が封じられますが、墓地に依存しないデッキならばあまりデメリットにはなりません。

エフェクト・ヴェーラー

チューナー・効果モンスター

星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0

(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、 相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。 扱いやすいステータスのチューナーでハリファイバー、神聖魔皇后セレーネ、アクセスコードトーカーと出張セットで使われることが多いです。 相手のターンでの妨害はできますが、自分のターンに効果を発動できないところがネックです。

ドロール&ロックバード

効果モンスター

星1/風属性/魔法使い族/攻 0/守 0

(1):相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合、 このカードを手札から墓地へ送って発動できる。 このターン、お互いにデッキからカードを手札に加える事はできない。 この効果は相手ターンでも発動できる。

頻繁に採用されている手札誘発に比べると汎用性は少し落ちますが、ドローを何度も行う一部のデッキにはかなり効きます。 制限カードなので狙いにくいですが、トリックスター・リンカーネイションと合わせると相手の手札を全て除外し、ドローを封じることができます。

D.D.クロウ

効果モンスター

星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100

(1):このカードを手札から墓地へ捨て、 相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを除外する。 この効果は相手ターンでも発動できる。 墓地のカードを除外して墓地利用を防ぐ手札誘発です。

使い勝手は墓穴の指名者に劣りますが、先行1ターン目から使えるところと魔法・罠を除外できるところが利点です。

スカル・マイスター

効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 400

(1):相手の墓地で魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、 このカードを手札から墓地へ送って発動できる。 その効果を無効にする。

D.D.クロウと似ていますが、こちらは墓地で発動する効果を無効にすることができます。 手札誘発のモンスターの中ではそこそこのステータスなので、効果が使いにくい相手には下級モンスターとしても使えます。

拮抗勝負

通常罠

自分フィールドにカードが存在しない場合、 このカードの発動は手札からもできる。

(1):相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、 自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。 自分フィールドのカードの数と同じになるように、 相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。

モンスターをあまり並べないデッキならば、採用されることがある罠カードです。条件を満たせば手札からも発動できます。 上手く使えば一気に相手の場を崩せますが、発動時のこのカードも数に入れるため最低1枚は相手の場に残り、除外するカードも相手が全て選ぶため、除外したい厄介なカードが最後に残る可能性が高いです。

無限泡影

通常罠

自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。

(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。 セットされていたこのカードを発動した場合、 さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。

エフェクト・ヴェーラーと似た効果ですが、フリーチェーンで発動できる罠でこちらの方が発動タイミングを選びません。 同じ縦列の魔法・罠も無効化できるので、カードの位置によっては1枚で相手にかなりの痛手を負わせることができます。 戦術的な理由がある場合を除いて、自分が先行の時は相手が無限泡影を持っていると仮定し、モンスターと魔法・罠の位置はなるべく被らないように置いた方がいいかもしれません。

レッド・リブート

カウンター罠 このカードはLPを半分払って手札から発動する事もできる。

(1):相手が罠カードを発動した時に発動できる。 その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。 その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。 このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない。

罠カードの発動を1ターン封じるカードで、ライフを半分払えば手札からも発動できます。 罠を封じている間に盤面の制圧を狙えます。手札から発動する罠に対しての対策にもなり、罠メインのデッキには特に刺さります。

●手札誘発の対策

墓穴の指名者

速攻魔法

(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを除外する。 次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及び そのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

採用率が高くよく見る手札誘発の対策カードです。手札誘発だけではなく、墓地利用や墓地からの効果の発動を妨害できます。 相手の手札誘発を封じた後にデメリットを忘れて、返しのターンに効果が無効になっているカードを使おうとするのはよくあるミスですね。

抹殺の指名者

速攻魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):カード名を1つ宣言して発動できる。 宣言したカード1枚をデッキから除外する。 ターン終了時まで、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。

墓穴の指名者と同じような用途で使えますが、こちらは同じカードがデッキにあれば、モンスターだけではなく魔法・罠にも使えます。 汎用性のあるカードは互いにデッキに入れていることが多いので、相手が特殊なデッキではない限りは腐ることが少ないです。

墓穴ホール

通常罠

(1):手札・墓地のモンスターまたは除外されているモンスターの効果を相手が発動した時に発動できる。 その効果を無効にし、相手に2000ダメージを与える。

罠のため発動タイミングは遅いですが、効果が通れば、厄介な効果を無効にした上に2000ダメージを与えることができます。 ホールという名前が付いたサーチ可能な罠なので、蟲惑魔でよく使われています。

透破抜き

カウンター罠

(1):手札・墓地でモンスターの効果が発動した時に発動できる。 その発動を無効にし除外する。

罠カードなので最初のターンに使えないのが欠点ですが、効果を無効にしたカードを除外するので再利用を防ぎやすいです。

マクロコスモス

永続罠

(1):このカードの発動時の効果処理として、 手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。 (2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。

除外デッキのメインギミックに組み込まれることが多いですが、手札誘発の大半は墓地に送ることが発動条件なので、墓地送りを封じるマクロコスモスは間接的に手札誘発対策になります。大体の手札誘発は防げますが、一部の墓地に送らない手札誘発は防げません。

広告